【過去と向き合ってみる】アダルトチルドレンの話

日常

体の成長に、心の成長が伴っていない。

私の今の状況を的確に表すと、こんな感じです。

人の顔色を伺ったり、機嫌をとるような行動ばかりしていて、自分のやりたいことはあまり考えないようにしてきました。

その結果、周囲の人に、まじめというレッテルを貼られ、自分自身も周りの評価の通り、ひたすらまじめを演じてきました。

当然、まじめを演じているのですから、表面上はごく普通に生きていると思われがちですが、他人と長く付き合っていくうちに疲れてくるわけです。

そのため、関係を深めるうちにがっかりされたり、徐々に疎遠になったりして、気が付けば自分から人と関わること自体が怖くなっていました。

そして、あとから傷つくくらいなら、最初から一定の距離を保ち続けて傷つかないようにしようと尽力するようになっていました。他人への興味、関心を抱かないのも保身のためだったのかもしれません。

自分では、いつからこのような行動をとるようになったのかはわかりません。

私は、こういった悩みを抱えている人は、割とたくさんいると思っています。

生活のためにこの問題を抱え込んだまま仕事をして、精神を病んでしまう人。病んでいなかったとしても、どこか生きづらさを感じている人。いるのではないでしょうか?

アダルトチルドレンについて

ちなみに、アダルトチルドレンとはこのような状態を指すようです。

アダルトチルドレンとは、子どものときに家庭内にトラブルがありトラウマを抱えたまま大人になった方々のことを指します。親が離婚してしまった、親がアルコール依存症で夫婦喧嘩ばかりしていた…などその理由は人それぞれですが、症状も人それぞれ、多岐に渡ります。自分を否定したり、他人と親密な関係を持てなかったりするのです。

出典:病院検索 ホスピタ

私の場合は、機能不全家族って感じでした。

しつけが厳しかったのもあって、当時の自分には親が怖いものに見えていたのかもしれないです。

仕事が終わって夜に親が帰ってきて、口喧嘩をしているときには、布団の中に入って、誰よりも早く寝ようとしていたことは今でもはっきりと覚えています。

いい記憶もあるのですが、悪い記憶がどうしてもちらついてしまって、鮮明に思い出せないんですよね…

また、両方のご機嫌とりをしていたのはなんとなく覚えています。手がかかると思い込ませたり、逆に完璧であろうとしたり、いろいろと矛盾したことをしていたような気がします。無意識に気を引こうと必死だったんじゃないかと思っています。

アダルトチルドレンの特徴

基本、調べれば出てくるので、ここでは自分のことを書いていこうと思います。少々HSP気質なところもあります。

・大人しく、自分の感情をおさえ、自己主張することがない

ーー比較的親しい人の前だと、こういうことはほとんどないです。しかし、数回会った程度の関係や、自分の意見を言っても簡単には理解してもらえないような相手にはこんな感じです。

・大勢の人といるときは、目立たないように行動することが多い

ーー周りの人に背中を押されて行動することはあっても、基本的に自分からはやろうとは思いません。

・周囲が期待しているような振る舞いをしようとする

ーー上に書いた通りです。私の場合は、まじめを演じていました。

・完璧を求めるがゆえ、失敗や挫折を恐れる。その通りにいかないと自分を責める

ーー慎重というより臆病なんですよね。石橋を叩いて渡るって言葉があるじゃないですか、自分の場合、石橋を叩いて(壊してから自分で作って)渡るって感じです。挑戦する前に失敗しないような知識をたくさんつけようとするんですよね。それで結局挑戦できない自分が嫌になります。

・他人が自分をどう思っているかが気になり、遊びなどを楽しむことができない

ーー遊んでいる最中にふと我に返るんですよね、この人は自分といて楽しいのかなとか、自分だけが楽しんでいるんじゃないかとか。そんなことを思ってしまうんですよね。遊び終わってみると、自分が楽しかったのか楽しくなかったのかわからない状態になります。

普通の家庭でも陥ってしまうケース

優しいと言われて育った人

はっきりとした反抗期が無かった

育てるのに手がかからないと言われていた人

こうして育った人たちは、家庭環境が複雑じゃなかったとしても、陥ってしまうことがあるみたいです。親に気兼ね無く本音を言えたり、喧嘩できたりする人は大丈夫なのですが、そうでない人は注意した方がいいです。

反抗期をむりやり作ってみる

反抗の形はそれぞれあると思いますが、反抗してみるのもいいのかなと思います。

やはり、自立をするのは反抗期が鍵なんじゃないかなと思っています。

本来ならば反抗期は、成長の過程で自立をするためにやってくるものなのですが、なんらかの事情でその過程がスキップされてしまうと、親の価値観に囚われるようになってしまい、歳をとるにつれて生きにくさを感じてしまうことがあるみたいなのです。

アダルトチルドレンの問題は、引きこもりや、うつ病なんかの引き金になってしまうので、早いうちから気づくと社会的に変な目で見られる心配も薄れて楽なのかもしれません。

これが、30代以降で可視化してしまうと、まだまだそういう理解がない社会なこともあって、白い目で見られたり、社会復帰が難しくなってしまうのではないかという恐怖に苛まれ、ますます生きにくい世の中になってしまうんじゃないかと思います。

ちなみに、私は親に大学行きたくないと言ったら思いっきり反対されました。

これは、ちゃんと個人で稼げるようになっていないのに言ってしまった自分が悪いです。

そのときは諭すように説得されたからまだダメージは少なめだったのですが、やっぱり個人的に腑に落ちないというか、洗脳されているような気がして、ここ最近は大学関連のことで複雑な気持ちでいっぱいです。

わかったことと言えば、伝えたいことを素直に伝えられない自分に嫌気が差したくらいです。うまく話せないのが悔しくて涙が出てくるんですよね。まだまだ本音で語ることは難しいのかなと思います。

前を向くために

だからといって、私は親を責めているわけではありません。

親は生活に必死で、精一杯働いて育ててくれたと感じています。

ここで私が責めてしまうと、その全てを否定してしまう気がして、それはそれでつらくなるので責めたりはしません。

本気で止めようと思えば、喧嘩は止められたでしょうし、何か行動を起こしていたら今の苦しさも緩和されていたんだろうと思います。

しかし、それができなかった。成長するチャンスはたくさんあったはずなのに、変わらないことを選んできたのは自分です。結局は自己責任なのかもしれないです。

やはり大切なのは、それを踏まえて今をどうするかであり、過去ばかりを見るわけにはいきません。また一つ、自分なりに大きな転換点を迎えてる気もします。

こういった記事がたくさんの人に見られるようになって、変わろうと努力している人が、少しでも理解される世の中になればいいなと思います。

最後まで見ていただき、ありがとうございました。

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